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erb高mH : 矢aH : C=HL5A. 液−液系1.可溶性液体(単一液体含む)の場合2.非可溶性液体の場合インペラ代表形状と各部の名称解膠、晶析などが撹拌目的となる)1.固体粒子の溶解の場合固体粒子の溶けやすいものは、プロペラ翼を用い低いPv値で撹拌します。槽の容量が大きい(約10m3以上)場合には、パドル系の翼を使用し、低回転にて行います。また、溶けにくい粒子には、剪断作用の強いインペラと吐出循環性能のよいインペラの組合せを比較的高回転で撹拌するのもよいでしょう。バッフルは固体粒子が浮きやすいものはバッフルを液面の半分くらいにし、多少ボルテックス渦を作って粒子を強制的に巻き込んだ方がよいでしょう。固体の溶解により、粘度の上昇があり高粘性液となる場合は、広範囲の粘性液に対応できる広幅大型翼のMR203、MR205型翼が力を発揮します。上記同様、小容量(約10m3以下)の撹拌及び粒子濃度の少ないもの(対象物により難易度は大いに異なる)は、プロペラ翼、大容量(約10m3以上)及び粒子濃度が多い場合には、ピッチドパドル翼などが一般的でしたが、粒子の流動化に対しては低動力にて優れた吐出特性を有するHR800型翼が適しています。また、槽内全域での分散均一化及び槽底部C. 気−液系1.スパージャーリング方式の場合2.表面曝気方式の場合プロペラ型Propeller typeタービン型Turbine type吐出循環性能のよいプロペラ翼(各種)やピッチドパドル翼を使用し、極めて低いPv値(単位体積当りの撹拌動力)で撹拌します。比較的大容量の撹拌(約10m3)には大型広幅翼やパドル系の翼を用い低回転にて撹拌します。最近では、プロペラ翼を高吐出型に改良したHR100、HR700型翼や同じく、ピッチドパドル翼を改良したHR320、HS400により、さらに省エネルギーで目的を達成しています。剪断性能と吐出循環性能をかね備えた、多翼タービン(DSインペラ)、ファンタービン翼、ピッチドタービン翼、ピッチドパドル翼などを用います。翼径の槽径に対する割合はd/D= 0.15〜0.4程度にしています。また、撹拌翼の取付位置は界面に設置するのが望ましいのですが、液の混合比が1対2以上ある場合、またはZ/Dが1.2以上あるときは多段翼とします。非可溶性液体の場合は、比重差、混合比、槽の形状、及びノンバッフル偏心・バッフルの条件などを十分検討しなければなりません。B. 固−液系(固体粒子の溶解、流動比、懸濁、分散、2.粒子の流動化及び懸濁の場合HR700翼断面Blade cross sectionL : 長さL : Lengthよりスラリー液を均一に排出したい場合は、槽底部にHS600系翼を用いると均一な撹拌と均一な排出を同時に実現できます。気体分散用には、剪断性能に優れた円板付きフラットタービン翼が最も多く用いられています。しかし、吸収速度が速い気体、または気体の供給量が少ないときは、プロペラ翼やパドル翼を用いて目的を達成していることもあります。製造用装置のほとんどは、2段以上の組み合わせ翼を備えています。下段の分散用にはタービン翼を用い、循環及び気体滞留促進用に高吐出プロペラ翼(軸流翼)を中段、または上段に取り付けます。傾斜タービン翼(ピッチドタービン翼)を使用した場合は、斜流型の流れが発生するため、固形分を含む気−液接触装置に効果を発揮します。液−液撹拌では円板上下の液の対流を図るため、円板に穴を開けるが、気体分散では穴より気体のショートパスを防ぐために設けることはしません。また、良く用いられるコーンケーブタービンの利点は、ガス吹き込み無し時の動力(Po)とガス吹き込み時の動力(Pg)との比Pg/Poがあまり小さくならないため、結果的に撹拌機に使用するモータ動力を小さくできるのが特徴ですが、最近では通気動力特性とガス吸収性能を両立した新型タービンHS100系翼が開発されています。この気−液接触の方式は、水処理関係の表面曝気槽に用いられます。効率の良い翼(プロペラ型、タービン型、コーン型など)が開発されていますが、サタケは曝気槽の撹拌効果も考慮して、高揚程型表面曝気翼SA100、SA200型翼を開発、実用化しています。これら表面曝気専用に開発されたスーパーミックス翼は、高液深にも対応できるように工夫されています。ブレードBladeインペラボスImpeller bossインペラ径Impeller diameterブレード角度ブレード角度ブレード角度Blade angleBlade angleBlade angleインペラボスImpeller bossブレードBladeディスクDiskインペラボスImpeller bossインペラ径Impeller diameterブレード幅Blade widthブレード高さBlade heightインペラボスImpeller bossディスクDiskカンバー比Camber ratioTypical impeller shapes and names of componentsインペラ選定の基本Basics of Impeller Selection

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