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3大量・連続処理に適したラインミキサー(管路混合)同一撹拌混合処理量を容器の大きさに置き換えると、今までのバッチ式のなんと1/2000小さなミキシングシェル(撹拌容器)の中では、無駄の無い高速撹拌が極く短時に展開され、組成調節や流量調節して、定量供給された数種の液体を極めて大量に高いコストパフォーマンスの下で処理できます。よって、連続処理と強力な混合により、小さな装置で2000倍の容量のバッチ撹拌槽と同じ処理量(低粘度で易溶液の場合)が可能です。効率のロスをなくし、2重・3重にも計算し尽くされた独自の撹拌混合機構高速で回転するインペラで発生した強力な旋回液流は、遠心力による若干の分離を起こします。撹拌の完全化を図るためにバッフルインサートの中には、端面バッフル(邪魔板)を設けていますので液流はバッフルインサートの中心部に集まり、効果的に再混合が行われます。その後、液流はこの混合状態を維持しつつ、狭い流路を通過する構造になっていますのでショートパスをほとんど皆無にすることができます。また、スタティックタイプのミキサーと異なり、径方向の均一化だけではなく長手方向の均一化を行います。省力性・経済性を高度に追求した連続自動操作・メンテナンスフリーオリエンテッド連続的に供給する液を組成調節、定量比率、流量調節も入り口前段で任意に設定しての遠隔自動操作にぴったりフィットします。また故障が非常に少ないメンテナンスフリー形の高信頼度構造です。パイプライン中に設置でき、注・排液や液面管理なども不要の密閉型で、保温も楽々の連続高速撹拌方式ですから、プラント中の滞留時間も大幅に短縮でき、省エネルギー効果も期待でき、すべてに合理性と経済性を備えた安心設計です。ミキシングシェルバッフルインサート液流端面バッフルインパラの回転方向

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